中国語の勉強を始めたものの、思うように上達せず不安や挫折感を感じていませんか?
多くの学習者が陥りがちな間違った勉強法が、実はあなたの成長を妨げているかもしれません。
本記事では、効率的な学習を目指すあなたに向けて、避けるべき7つの勉強法を紹介します。
これらのポイントを押さえて、無駄な努力を減らし、着実に中国語をマスターしましょう。まずは、自分の学習法が間違っていないか確認してみてください。
目次
中国語の間違った勉強法7選

書いて覚えようとする
私たち日本人は、小学生の時に漢字を覚える際、学校や宿題でたくさん書かされてきました。
その影響もあり、中国語の勉強をする時に書いて覚えようとする方がたくさんいます。
しかし、書いて覚える勉強法は効率が非常に悪いのでオススメしません。
もし、現在あなたが書いて覚える勉強法をしているのであれば、書くことが目的になっていないか自分に問いかけてみてください。
「100回書くこと」が目的ではありません。
「覚えること」が目的なのです。
書いて覚える勉強法は知らず知らずのうちに「覚えること」ではなく「書くこと」に目的がすり替わってしまうことが多々あるため注意してください。
漢字の意味に頼りすぎる
中国語の単語は漢字なので日本人には馴染みがありますよね。
それは非常にありがたいことなのですが、その一方で時には同じ漢字でも全く別の意味を持つこともあります。
例えば「手紙」です。
日本語:紙に書いて他人に渡す文書
中国語:トイレットペーパー
もう一つ例を挙げると「人間」です・
日本語:人
中国語:この世、世間
このように日本語の漢字の意味に頼りすぎて、中国語の単語の勉強をおろそかにすると全く別の意味になることがあります。
これらの意味の違い理解して、逆にこれらの違いを楽しみながら勉強できると良い姿勢です。
全て無料でどうにかしようとする
中国語を勉強する際、無料で使えるツールは数多くあります。
- サイト
- アプリ
- コミュニティ
- 図書館
しかし、中国語をマスターしたいと考えているのであれば全て無料で完結しようとするのはオススメではありません。
一つは無料のツールだけでは、勉強できる範囲が限られていて実践的な勉強をすることができないからです。
もう一つは、無料のツールだけで勉強を継続して外国語をマスターするのは極めて難しいからです。
多くの人はレッスンなどにお金をかけることで、強制的に勉強する環境に身を置かなければ勉強を続けることが難しいのです。
教材やレッスンなど有料のサービスを購入することで、勉強する動機付けをしておくことは大切なことなので意識してください。
日本語が話せないネイティブから教わる
ネットを使うことで、オンライン上で海外の人と簡単にコミュニケーションを取れる時代になりました。
そのため、専用のサービスやプラットフォームなどを利用することでネイティブの方から中国語を学ぶことも難しくはありません。
例えばチャットアプリやトークアプリを使うことで、中国に住んでいる人から中国語を学ぶことも可能です。
ネイティブの方から学ぶことで、正しい発音や実践的なフレーズを身につけることができるという大きなメリットがあります。
しかし、ここで注意してほしいことが「日本語が話せないネイティブから教わる」ことはしてはいけないという点です。
日本語を話せない方から中国語を教わろうとしても、分からない時に質問もできませんし、相手も何が分かっていないのかを汲み取ってくれることもありません。
学ぶ時はプロのネイティブから教えてもらうことが大切なのです。
複数の教材を使って勉強する
中国語を勉強する際に、教材やテキストを利用する方も多いと思います。
選ぶ際は自分に合いそうなものを見つけたら、その一冊を完璧に理解することを意識して取り組んでください。
ただし、中国語全体の勉強を一冊で完了させるべきと言っているわけではないので注意してください。
- 単語
- 文法
- 読解
これらで1冊ずつ用意し、1冊ずつを完璧にするべきということです。
Googleの検索やSNSなどでオススメを調べて、その都度別の教材を買う方もいますが、そのような方ほど上達しません。
それよりも最初にオススメを調べて、その1冊をマスターしようと勉強する方が上達は早いのです。
リスニングでただ聞き流すだけ
通勤中や通学中にリスニングを聞き流すだけで勉強したつもりになっている方が多くいます。
しかし、聞き流すだけでは一向に中国語を理解することはできませんので意識を変える必要があります。
リスニングを聞いている間は、聞き流すのではなく、内容を理解しようと集中して取り組むことが大事になります。
- 登場人物
- 場所
- 時間
- 何が起きたのか
- なぜ起きたのか
- どうなったのか
これらを意識してリスニングをするだけで、学習効率は大きく変わってきます。
リスニングをした後に、日本語でいいので、どのような内容だったのかを自分の言葉で説明できるかどうかを確認してみてください。
聞き流すのではなく、意識的に内容を理解しようとする学習方法で取り組みましょう。
ひたすら教材で勉強する
語学を教材だけを使ってマスターしようとするのは限界があります。
言語とはそもそも他者とコミュニケーションをとるためのツールです。
それを教材だけでマスターするのは不可能なのです。
教材は基礎を学ぶために使い、ある程度マスターしたら積極的に実践しながらリスニングやスピーキングの力を高めていくことをオススメします。
実践的なコミュニケーションをとる方法としては下記が挙げられます。
- 中国語学習のサークル
- 中国人とのコミュニティ
- 中国語教室・レッスン