日本と台湾は非常に友好的で、台湾は親日でも有名なため気軽に観光を楽しむことができますよね。
実際に2020年に行われた日本人の台湾に対する意識調査結果では日本人の7割以上が台湾に親しみを感じており、約5割の方がアジア地域の中で、最も親しみを感じるのは「台湾」と答えたというデータがあります。
最近は台湾スイーツなども流行り、台湾旅行も人気ですよね。
このような友好的な関係もあり、台湾華語を勉強して台湾の観光や生活をもっと楽しめるようになりたいという方がたくさんいます。
今回は台湾華語をこれから勉強しようと考えている方に、何から学ぶべきなのか勉強方法を解説していきます。
目次
台湾華語と中国語の違い
台湾華語 | 中国語 | |
表記文字 | 繁体字 | 簡体字 |
発音 | 少し柔らかい | 強弱がはっきり |
文法 | ほぼ共通 | ほぼ共通 |
発音記号 | 注音符号(ボポモフォ) | ピンイン |
台湾華語と中国語(普通話)は、多くの共通点を持ちながらも、いくつかの顕著な違いがあります。
台湾華語は、台湾で主に使用される中国語の一種であり、特に発音や語彙、文法の細かな点で中国語との違いが見られます。
例えば、台湾華語では「注音符号(ボポモフォ)」と呼ばれる独自の発音記号が使用され、繁体字を使うことが一般的です。
これに対して、中国本土では「ピンイン」が使われ、簡体字が標準となっています。
日本人は台湾華語を勉強で習得しやすい
私たち日本人にとって台湾華語は比較的習得しやすい言語になります。
日本人が英語の勉強をするのに学生時代に膨大な時間を使いましたが、台湾華語の習得は英語ほど時間がかかるものではないので安心してください。
まずは台湾華語を習得までの難易度を確認していきましょう。
漢字を使うという共通点がある
日本人が台湾華語を学ぶ際、漢字を使うという共通点が大きな助けとなります。
日本語の漢字と繁体字は非常に似ているため、単語の意味を推測しやすいことが最大のメリットです。
例えば、「学校(学校)」や「図書館(圖書館)」など、見慣れた漢字が多く、理解しやすいです。漢字の共通点が、学習のハードルを低くしてくれます。
そのため『読む』『書く』という点においては、親しみを持って勉強しやすいことが魅力的です。
発音と四声には苦戦しがち
一方で、日本人は台湾華語の発音と四声には苦戦しがちです。
日本語には声調がないため、四声の聞き分けや正確な発音が難しいと感じることが多いです。
声調の種類を簡単に説明すると、下記のようになります。
声調の種類 | 発音の特徴 |
---|---|
第一声 | 高く平らに伸ばす |
第二声 | 低めから上げる |
第三声 | 一度下がってから上げる |
第四声 | 強く下げる |
例えば、「ma」という音は、第一声で「媽(母)」、第二声で「麻(麻)」、第三声で「馬(馬)」、第四声で「罵(罵)」を意味します。
まずは四声という概念を理解し、これらを正確に発音するための繰り返し練習が重要になります。
そのため『聞く』『話す』という点においてはやや難易度が高い言語になります。
台湾華語の勉強方法
台湾華語の勉強方法について解説していきます。
流れとしては下記のように勉強することがおすすめで、それぞれ具体的な勉強方法を解説していきます。
- 初心者は注音(ボポモフォ)から勉強する
- 基本的な単語の四声と発音の練習
- 基本的な繁体字の習得
- 文法を理解する
- 日常会話のフレーズを理解
- リスニングやスピーキングで実践
① 初心者は注音(ボポモフォ)から勉強する
初心者はまず注音(ボポモフォ)から勉強することをおすすめします。
注音は台湾で広く使われている発音記号で、日本語で言う『ひらがな』にあたる台湾華語の勉強の基礎になります。
例えば、「ㄅ」「ㄆ」「ㄇ」などの基本的な符号を覚え、正しい発音を習得します。
台湾の小学生たちもここから勉強することが一般的で、これを学ぶことによって発音の基礎がしっかりと固まります。
現地の辞書・教材・キーボード配列も注音がベースなので、台湾華語を習得するためには必須!
② 基本的な単語の四声と発音の練習
注音の勉強と併行して、基本的な単語の四声と発音の練習をおこなっていきます。
四声を正確に発音することで、意味を正しく伝えることができるため台湾華語を話せるようになるために重要な勉強です。
同じ音でも声調が変われば意味もまったく変わってしまうため、基本的な単語を使って四声の練習をすることが大切です。
例えば、日常的に使う「你好(こんにちは)」や「謝謝(ありがとう)」などの単語を使い、四声の練習を繰り返します。
発音練習をせずに単語だけ覚えても、通じない or 誤解される可能性が高くなるので頑張りましょう!
③ 基本的な繁体字の習得
台湾では簡体字ではなく繁体字が使われるため、基本的な繁体字の習得も欠かせません。
繁体字は台湾で使われる漢字であり、日本の漢字と似ている部分が多いです。
例えば「愛(愛)」や「學(学)」など、日常でよく使う繁体字を覚えることで、読み書きのスキルが向上します。
発音と同時に簡単な繁体字に慣れることで、読解・チャット・街中の看板が理解できるようになります!
④ 文法を理解する
単語と発音だけでは会話はできないので、台湾華語の文法を理解することも大切です。
台湾華語の文法は基本的に中国語の文法と同じですが、細かな違いがあります。
例えば、語順や助詞の使い方など、文法の基礎をしっかりと学びます。
日本語との共通点、異なっている点を意識して勉強することで、より正確な文章を作成する力が身につきます。
台湾華語の文法は比較的シンプル(時制変化が少ない)なので、早い段階で基本構造に慣れるのがオススメ!
⑤ 日常会話のフレーズを理解
ここまでで『読む』『書く』『聞く』『話す』の基本的な勉強ができてきました。
次は日常会話のフレーズを理解することで、実際のコミュニケーションがスムーズになります。
旅行、ビジネス、友達との会話など実際に自分がどのようなシーンで台湾華語を使うのかをイメージすると、より勉強の効率もはかどります。
例えば、下記のように日常的に使うフレーズを覚えておくと便利です。
- 你今天怎麼樣?(今日はどうですか?)
- 這是什麼?(これは何ですか?)
- 我要這個(これをください)
- 怎麼走?(どう行けばいいですか?)
旅行やビジネスなど、自分が実際に使うシーンを想定して覚えていきましょう!
⑥ リスニングやスピーキングで実践
ここまで台湾華語の基礎と、フレーズを勉強したので、あとはインプットした知識をリスニングやスピーキングでアウトプットしていきましょう。
リスニングは耳を慣らすために効果的で、スピーキングは実際に使うことで発音やフレーズの使い方を身につけることができます。
例えば台湾のドラマやニュースを見てリスニング練習を行い、友人やサークル、台湾華語のオンラインレッスンなどでスピーキングの練習をします。
台湾華語は発音が重要のためオンラインレッスンなどを使ってネイティブと会話することが一番オススメ!
台湾華語を勉強するコツ
ここからは台湾華語を勉強して習得するためのコツやテクニックについて解説していきます。
これまで解説した勉強方法で実際に勉強する時に意識してほしいポイントになります。
大人になってから語学学習をすると挫折してしまう方も多いため、これから紹介するポイントを意識して勉強を楽しく継続していきましょう。
① 漫画を活用して楽しく学ぶ
日本人にはあまり知られていませんが、台湾にも独自の漫画があります。
また、日本語の漫画を台湾華語に翻訳した漫画もあるため、自分の好きな漫画を使って楽しく台湾華語を勉強することが可能です。
漫画はストーリーに引き込まれながら、自然に言語を学ぶことができるため楽しみながら勉強できます。
台湾の人気漫画を読みながら、新しい単語や表現を覚えると良いです。
② 毎日ちょっとずつでも続ける
台湾華語に限らず、語学学習は毎日少しずつでも続けることが大切です。
受験勉強の時に英語だけは毎日単語だけでも勉強するようにしていたという方も多いはずです。
語学学習は日々コツコツと継続することで、学習内容が定着しやすくなるので、無理なくちょっとずつ続けることを意識してください。
毎日10分でも良いので台湾華語に触れる時間を作ることが大切です。
例えば、オンラインレッスンであれば1回30分程度のレッスンを毎日自宅から受講することも可能のため、仕事終わりなどに気軽に受けることができるのでおすすめです。
③ TOCFL(華語文能力測驗)への合格など目標を立てる
TOCFL(華語文能力測驗)への合格など、具体的な目標を立てることで学習のモチベーションが上がります。
例えば、半年後にTOCFLの初級レベルに合格することを目標にすると学習の計画が立てやすくなります。
それ以外にも下記のような目標がおすすめです。
- 台湾旅行中に現地の人と会話できるようになる
- 台湾人の友達と台湾華語で話せるようになる
- 台湾の大学や語学学校で勉強する
- 台湾のドラマ・Youtubeを字幕なしで楽しめるようになる
また、目標と同時に期限を決めることもおすすめです。
「来年には台湾華語を話せるようになって、台湾を旅行するぞ!」などのように具体的な目標があるほど勉強もはかどります。
④ ある程度勉強したらアウトプットを重視する
ある程度勉強したらアウトプットを重視することが大切で、学んだ知識を実際に使うことで理解が深まります。
語学学習を始める時に、学生時代の英語の勉強のように単語や文法を参考書を使って勉強する時間が長くなります。
しかし台湾華語で会話する場合、四声という日本語にはない難しさがあるため、間違いを指摘してもらうことはとても重要なことなのです。
そのため完璧を求めず、ある程度勉強が続いたら勇気を持って台湾華語で話す機会を作るようにしてください。
下記のようなものがおすすめですので、自分にあった方法でアウトプットの場を作ることが大切です。
- 友人との会話
- 語学学習のサークル
- 台湾華語の教室
- オンラインレッスン など
台湾華語の勉強方法のまとめ
台湾華語の習得には漢字の共通点を活かしながら、発音や四声、文法の基礎をしっかりと学ぶことが重要です。
具体的な勉強方法としては、注音の習得、基本単語の四声と発音の練習、繁体字の学習、文法の理解、日常会話フレーズの習得、リスニングとスピーキングの実践が挙げられます。
さらに、漫画を活用して楽しく学び、毎日少しずつでも続けること、TOCFLなどの目標を立てること、アウトプットを重視することが習得のコツです。
これらを実践することで、台湾華語のスキルを効果的に向上させることができます。